大津高等学校鷹揚同窓会入会式
2025年2月28日 卒業式を明日に控え、令和6年度鷹揚同窓会入会式が行われました。




当同窓会、緒方会長の挨拶
こんにちは。明日の卒業式を前に新たに皆さんを同窓会員として迎えることができ、大変うれしく、また心強く思っています。本日は、このような機会を設けていただきました高野校長先生をはじめ諸先生方に感謝申し上げます。
さて、皆さんが本校を志願した三年前、ロシアによるウクライナ侵攻が勃発しました。また、中東ではイスラエルとハマスの暫定休戦も明日が期限となり、今後和平が実現するのか世界が注視しています。一方、国内では近年、地震、水害、豪雪などの自然災害が頻発しています。
このように混沌とした世界に一歩を踏み出す皆さんに人生のヒントを贈ります。
「変化を恐れず、新しいことに挑戦することで、成長や成功をつかむことができる」、「どんなに強い者でも、どんなに賢い者でも、変化に対応できる柔軟性がなければ、いずれは滅びてしまう」
進化論でおなじみのダーウィンの言葉です。
ところで、百年を超える歴史と伝統のある本校で学んだ同窓生は、二万三千名を超え、県内はもとより、全国あるいは海外で社会の中核として活躍されています。現在、同窓会の支部として、熊本市に岳鷹会、東京・大阪に関東及び関西やんぼし会が組織され、会員相互の交流や親睦を深められています。また、サッカー部をはじめ各部の全国大会出場に際しましては、多くの方々が応援に駆けつけてくださいます。もし、新たな進路先で不安なことがあったら、先輩方に相談してください。きっといい知恵を授けてくださることと思います。
最後になりましたが、同窓会は先輩・後輩という縦糸と同級生という横糸が織りなす布に例えられます。三十数年前に発売された中島みゆきの「糸」という曲に、「織りなす布はいつか誰かを温めうるかも知れない。織りなす布はいつか誰かの傷をかばうかも知れない。」という歌詞があります。これからも一緒に、鷹揚同窓会という丈夫で美しい布を織り上げていきたいと願っています。皆さんの今後のご活躍を祈念して同窓会を代表してのあいさつとします。
令和七年二月二十八日
熊本県立大津高等学校鷹揚同窓会長 緒方一夫
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