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卒業式&同窓会入会式


3月1日、コロナウイルスで様々な行事が自粛になる中、大津高等学校の卒業式が行われました。

卒業式には、在校生や来賓の参加も自粛になりましたが、卒業式に花を添える吹奏楽部の部員の方々は保護者の同意の元、参加して頂き卒業生はとても喜んでくれました。

鷹揚同窓会会長、緒方一夫様より卒業生への言葉を頂きましたので掲載致します。

令和元年度鷹揚同窓会入会式あいさつ

皆さんお早うございます。ただいまご紹介いただきました鷹揚同窓会長の緒方と申します。卒業式を前に二百七十名の皆さんを新たに同窓会員として迎えることができ、大変うれしく、また心強く思っています。世界各地で新型肺炎ウイルスの脅威が広がる中、貴重な時間を設けていただきました赤星校長先生をはじめ、大津高校の先生方に深く感謝申し上げます。

さて、本校の歴史は大正十二年(1923)創立の旧制大津中学校にさかのぼります、当時、菊池・阿蘇地域には普通中学がなく、一部の裕福な家庭の子弟を除くと進学の道はたいへん厳しかったようです。地域の人々の熱い願いで県立中学「大中」がこの地に誕生したわけです。

以来、戦後の学制改革を経て、男女共学の新制高等学校として現在に至り、二年後には創立百周年を迎えます。この間に同窓生は二万二千名を超え、県内はもとより、全国各地で社会の中核として活躍されています。現在、同窓会の支部として、熊本市に岳鷹会、東京・大阪に関東及び関西やんぼし会が組織され、会員相互の交流や親睦を深められています。

また、サッカー部をはじめ、各部の全国大会出場に際しましては、多くの方々が応援に駆けつけてくださいます。もし、新たな進路先で不安なことがあったら、先輩方に相談してください。きっといい知恵を授けてくださることと思います。

ところで、皆さんは次の歌詞をよくご存じだと思います。

人生は紙飛行機  願いを乗せて飛んで行くよ

風の中を力の限り  ただ進むだけ

その距離を競うより  どう飛んだか  どこを飛んだのか

それが一番大切なんだ  さあ心のままに  365日

AKB48が歌った「365日の紙飛行機」です。皆さんの行く手には強風が待っているでしょう。あるいは、無風で紙飛行機が飛べないかもしれません。それぞれの目的地を目指して本校から飛び立つ皆さんの前途にエールを送ります。

最後になりましたが、同窓会は先輩・後輩という縦糸と同級生という横糸が織りなす布に例えられます。これからも皆さんとともに、鷹揚同窓会という丈夫で美しい布を織って行きたいと願っています。皆さんの今後のご活躍を祈念して同窓会を代表してのあいさつとします。

 令和二年三月一日 

     熊本県立大津高等学校鷹揚同窓会長  緒方一夫


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