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卒業式に思う

鷹揚同窓会長 緒方一夫


3月1日午前10時から、大津高校第73回卒業式が挙行されました。音楽の先生の国歌独唱が体育館に朗々と流れた後、288名の卒業生に卒業証書が授与されました。式辞で赤星校長先生は、コロナ禍の中、やむを得ない2か月の休校、体育大会、文化祭、修学旅行など主要な学校行事を中止あるいは延期せざるを得なかったことをお詫びされました。しかし、徹底した感染防止対策の結果、一人の感染者も出さずに卒業式ができたことは、大津高校の校是「凡事徹底」が生徒たちに浸透している結果だと思いました。


来賓の招待を見送った学校が多い中、同窓会長とPTA会長には祝辞を述べる機会を与えていただきました。在校生代表の「蛍の光」独唱、卒業生代表の「仰げば尊し」二重唱が体育館の隅々にまで響き渡ります。在校生代表は先輩との緊張した出会いと、密度が濃くなるほどに別れがつらい心情を述べてくれました。卒業生総代は鹿児島県奄美大島から本校に入学し、勉学と部活動の両立に取り組み、卒業の日を迎えました。答辞では、悩んだり苦しかったりした時、ふるさとからの宅急便や両親からの励ましにどれだけ助けられたかに触れ、最後にはここまで自分を成長させてくれた先生方や友達、大津高校に感謝の気持ちを伝えてくれました。

保護者代表による謝辞では、入学時に少しムスッとした写真の娘が、こんなにも楽しく3年間を過ごして、友との別れを惜しんでいること、親身になって進路の相談に乗っていただいた先生方への感謝が伝えられ、大津高校に進学させて本当に良かったと結ばれました。


長く教職にあった私ですが、卒業式に出席するたびに新たな感動を覚えます。新型コロナウイルス感染症が一日も早く収束し、大きな声で校歌や生徒歌が響く日が訪れることを願います。